磯顧事記四拾弐頁(第95次渡嘉敷島越島隊)
 









台風の爪あと:ショップ近くの打ちっぱなし。
新聞やテレビでも全国的に放映された。
同じく全国規模で有名な普天間飛行場の近くにある。




(07'07/15渡嘉敷島)




7月13日。怒涛の台風4号(925〜930hp)が沖縄本島を直撃。名護は停電し、1日中、暴風圏内であった。

愛車修理中の代車だったので、
「ここは一丁、怒涛の波が打ち寄せる様を・・・」
とかなんとか、ほくそ笑んで本部へ車を走らせた・・・
が・・・・
風を受けると車が走らない走らない。
さらに横風(家の間・橋上など)がぶち当たると、流線型でない普通の軽だったので、揺れる揺れる。
しかも、怒涛の豪雨で、視界が非常に悪く、
「撮影どころでないんだな、これが・・・」
とUターン。
が、対向車線は冠水が多く、時折、真っ只中で車が止まりそうになってしまう。
止まるとアウトなので、がんがん噴かせて、なんとかクリア。
これがコペンだったら、逆にアウトだった・・・(日本一、車高が低い車だからね)

でもって、折れた街路樹をギリギリクリアし、たわんだ電線にSM女王様の
「ええい!おしおき!」
とビシッビシッ車体をたたかれつつ、なんとかかんとか近所のコンビニに辿り着いたら・・・
臨時休業だった・・・
ま、しゃあねえわな・・・

で、たまたま、夜勤で、かつ、暴風警報時は昼からだったのだが、停電してクーラーも効かない、水も出ない、トイレも流れない・・・・
だったら、職場の方がまし〜・・・・・
とゆ〜わけで、暴風の1日の残りは職場で過ごしたのであった。

暴風抜け、強風に落ち着いたが、友人チュルミーの結婚式に出席せんが為、名護から戻っていく途中、いきなりの豪雨。

一難去って、また一難とはこの事で、R58は嘉手納〜北谷で大規模に冠水、3車線の内、1車線を縫うように走って(やはり、コペンでなくてよかった・・・)、残波岬経由(どっぱん波を見に行った)もあって、実に3時間かかったのであった。(当然、沖縄自動車道は閉鎖)

7月15日。
前日の宴会でゲロゲロ〜。
朝8時。気分わり〜。
でも、沖縄では7月来襲の直撃台風では一番の規模だったので、これは磯乞食は心躍るというもの。
でも、気分わり〜・・
昨日の予報では波高5m。
駄目元で、泊埠頭へtel。
「マリンライナーとかしき」は、予定通り出航(ただし、干潮時の2便は運行停止)するとの事。
嬉しいような哀しいような・・・
しかし、船便再開したばかりだし、連休だから、きっと予約でいっぱいだろう・・・。

予約はいっぱいでないとの事。
う〜む・・・

代車を新都心の空き地に停めて泊北岸を目指す。
今日は当然ながらシュノーケリング機材は一切持って来ていないので、楽チン越島隊である。

半分、搭乗不可でもいいか・・・と思ったのだが、運良く乗れた。
わずか35分の乗船時間なのだが、これが長い長い。
既に2日酔い状態なのに、追い討ちをかけるかのような、怒涛の揺れ・・・。
「こんなので吐いてしまったら、海の男の名折れぢゃいっ!」
と、必死にがんばり、なんとか到着。

安波連までのバスではまだ気分悪かったが、ラジオを聴きながら坂道を登っていると、次第に気分がはれてきたのであった。

まずはウラへ。
降り口に車が停まっていたので、
「やあ、釣り人かぁ」
と思ったのだった・・・・

ぱ〜〜〜〜〜〜っと開けた白い砂浜!
打ちあがっている漂着物の数々!!
そして・・・・
げ・・・・
釣り人だとばっかり思っていたのだが・・・
そこにいたのは、片手に棒切れを持ち、ジャージ姿で下を向いて歩いている人・・・

げろげろ〜(吐いたのではない)
磯乞食ぢゃっ!!
「わぁ〜、乞食だ、乞食!エンガチョ!」
と、我を顧みない妄言をはきつつ、彼が行ってそうもない、反対側の浜を歩いた。
ところが、漂着物線に沿って、足跡と棒切れを引きづった跡・・・・
あか〜ん・・・・。さっきの乞食や・・・
結局、ウラ全体は奴に汚染されてしまっていて、あったであろう、オウムガイやタコブネが軒並みさらわれてしまっていた。
くっそ〜!神様が我にみたもうはずのお宝をぁぁ〜〜〜!!

いつのまにか、その乞食は去っており、
次のロングビーチが荒らされていたら・・・
と思うと気が気でない。
しかし、ロングやホリデーは引き潮を待つか、150mくらいの山道を降りねばならぬので、 にわか乞食には・・・・

ウラを過ぎ、ようやく誰の足跡もない、あるのは野良ヤギさんとヤドカリだけ〜の浜を歩く。
なんもな〜し!
あるのは産卵に登ってきた海亀のキャタピラ跡だけだった。

潮が引き始めたので足元ざぶざぶで海を渡る。
途中で礁原が顔を覗かせ、速度を速めてロングビーチへ到着。
先程の乞食はにわか乞食だったらしく、俺の聖地は手付かずだった。台風明けで潮干狩りのおばちゃん達もいない。
「渡嘉敷かぁ〜・・・何もかも皆懐かしい・・・」
と黄昏て、気合を入れて浜を探索。
昨年秋以来だ。
相変わらず、打ちあがった巨木はあったが、漂着物は全て入れ替わっている!!





雷鳴がとどろくも半分はさわやかな空。

潮が引くのを待ってホリデーも探索。

ない・・・。な〜〜〜〜んも・・・ない。
1個あった、不恰好な瓶玉・・・・
思いっきり崖に投げつけて木っ端微塵ぢゃぁぁあ!!

台風一過は意外に無いもんだよね・・・
打ちあがっているのは異臭をはなつ、海蛇、クモガイ、カワハギ、ソフトコーラル・・・

荷物も少ないのだが、やはり、久しぶりの遠征ゆえ、足は痛いし、息が上がる。
33度という真夏もあるが、それでも昔は・・・・

安波連に戻って、バスの時間まで約1時間。
昔なら、これでアリガーまで北進したんだよなぁ、越島隊は・・・。

と、我ながら過去の愚行を賛美するのであった。

冷たいダイエットコークで一休み。

折角だから・・・・
と夕陽ヶ浜まで足を延ばす。
一回りするも、な〜〜〜〜〜〜〜〜んもなし。

帰りの船はどつかれさんで夢の中。
帰りにダイハツに寄り、愛車を引き取って帰った・・・あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜
これぞ、骨折り損のくたびれ儲け・・・・






今回の磯乞食収穫
徘徊範囲渡嘉敷島・ウラ・ホリデー・ロング・夕陽が浜 
発見物瓶玉1個
収穫なし










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