


(06'11/4:渡嘉敷島<第94渡嘉敷島越島隊>)
初冬の越島隊;
辺戸の海は冬にしては穏やかで・・・海が手招きをするような状況だった11月3日。
だが、理由あってダイビングは敢てせず。
11月4日、渡嘉敷島への高速船の中にいた。
ここ1週間で周囲に2件のハブ咬傷があり、不安はあったが、久しぶりに穏やかな人気の少なくなった渡嘉敷島を見て黄昏たかった。
薄曇りで見下ろす安波連の海の輝きはイマイチではあったが、観光客もまばらな静かな海は、いつもと変わらず美しかった。
!
山を登りきり、休憩した後、一気に山を下る。ハブが頭をちらついたが、見かけたのはキノボリトカゲのみであった。
キノボリトカゲ現る!
今の時期、よくキノボリトカゲを目にする。大きくなるとイグアナのおうな重厚さが出て格好いい。トータル3匹見た
浜へ降り立つと、久しぶりの上、誰も歩いた形跡がないっ!!やたっ!!
スグに荷を置いて探索しまくるが・・・・瓶玉1個。う〜む・・・。
「なになに。出だしでちょっとしたモノを見つけてしまうと、それでおしまいになってしまうからな・・・」
などと思いつつ、次の浜へ。ここは帰りに最後に残しておく為、ざっと見回る程度。
岩場を登り、海と浜を見下ろす。
ロングビーチにはたっぷりと漂着物がみられ、さぞかし何かが・・・と思えるのだが、過去はともかく、ここ数年はあまりいい思いをしていないからなぁ。
少し休憩し、衣類を着替えた後、浜を歩く。
・・・・って、ほとんど前回の使いまわしやし。(状況が変わらないってこった)
「ったく、これからホリデーリーフビーチ(自称)まで泳がねばならんのに、オウムガイとか拾ったらどうしよう・・・」
などとほくそ笑みながら歩いたが・・・・・・というのは流石に使えない。何故なら本日は大潮!陸路でなんとかアクセス出来るはず。
と、いきなりの発見!
この北風の時期、磯乞食が目にするもの・・・・。
そう、アオイガイだ!
本土ではよく大量漂着もあり、珍しくもなんともないのだが、ここ沖縄では珍しい。
荷を置いてある場所へ戻り、衣類に包んだ。割れはあるが、貴重な渡嘉敷でのゲット。これ以上割れない為にも・・・
沖縄で3個目となるアオイガイ発見!
沖縄では珍しいアオイガイだが・・・できればカイダコ、オウムガイであって欲しかった・・・
延々と歩いたが・・・期待の火焔模様は見つからず。
大潮の割りに潮位の下げが悪く、ホリデーに辿り着いた時は大腿までびしょ濡れだった。
浜を探索するも何も見つからす。
愕然とし、帰路につく。
荷まで戻ると、衣類が風で飛ばされ、アオイガイが岩場まで吹き飛ばされていた。
更に割れている・・・う〜む・・・。
ナップサックの上に置き、山道を登る。手に持つより、意外に割れないのだ。(手だと、足を滑らした際に割れたりする)
山頂に到着。まだ1時前だ。渡嘉敷島スカイライン(自称)を散策する。
「なになに。今は北風。これから散策する北向きの浜が真打だぁよ!」
と嘯いた。
途中、過去に山道があった場所を分け入る。何倍ものショートカットなのだ。
入り口はそれこそ悲惨な茂みと化していたが、木で叩きながら分け入ったところ、内部はそれほどでも・・・やはり日陰は・・・。
されど日向は・・・怒涛の笹、ススキの類が繁茂。もはや道は見つからず。
今更戻るのも嫌なので、ハブにおののきながらも茂みと格闘。
なんとかアスファルト道へ降りたった時は、肌が露出している場所は擦過傷で痛痒く、いつの間にか肩にかけていた汗拭き用タオル(鹿児島は錦江高原ホテルの貴重な?)が紛失していた。
全身に草の種がくっつき、ガキならともかく、いい大人がこんな格好はねぇよなぁ〜。。
2時から浜散策開始。
いつもより1時間早いので余裕・・・と思いきや、前述のように潮位が下げが悪く、かつ、潮が満ちてきているので、なかなかどうして歩きづらい。
いつも大潮な今時分は楽に歩いている場所がすでに海中に没し、俺はロッククライミングの連続。
そうしている内、背後で
「パキッ・・・」
という小気味よい?音が何度かした。(十分な予想はついたが・・・)
四苦八苦でようやくアリガーへ到着。
なんと、浜にカヌーが上陸している・・・。
「あかん・・・先客・・・」
しゃあないので手前の浜を頑張るが、あったのはやはり瓶玉1個のみ・・・。
「せっかく1人で探検しているのだろう・・・下手に歩いて来たような他人に声をかけられるのも気を害するに違いあるまい。」
と思って、声をかけられたら話そうと思いつつ浜を探索。
「おっ!」
と思ったのは!
興奮の瞬間!
割れている・・・。う〜む・・・。
時計を見るともう3時45分。
ま、5時出航だから、余裕はあるが・・・。
が、まだ林道工事中で、どんな障害が待ち受けているかも判らないので、早めに戻ろう。
と・・・いつものアダンの林へ・・・・
あれ?入り口を間違った?
周囲を見渡すが、やはりココのようだが・・・
しゃあないので、もっと大きな入り口へ向かう・・・
が〜ん!ここもアダンの茂みに覆われている!!
と、ゆ~事は、山道が消えてしまった?
んな、アホな。少なくとも今年5月は余裕だったぞ?
と、例のカヌーイストが声をかけて来た。
「あの・・・もしや?exmouthさんでは?Nです。」
なんと!!辺戸岬でのダイビングで偶然に出会ったN氏とまたもや偶然に出会ったのだった。
あれ以来、さっぱり見かけなく、音信不通だったので、どうしているんだろううと思っていたが、まさかこんな秘境で出会うとはっ!!
話を聞くと、どうもあのダイビング以来、既往の潜水病が悪化し、医者にダイビングを止めた方が良いと言われたそうだ。
決して彼は俺のような危ないダイバーではなく、潜行深度も浅いのだが・・・。
・・・ったく、世の中、わかんねぇもんだ。ま、病気を悪化させない為にはその方がいいかも。(とゆ〜俺は右の第2指の関節が相変わらず痛いんだな、これが)
で、現在、シーカヤックを買って、こうして島めぐりをしているようだ。
シーカヤックは俺も以前から考えていたのだが、お金がない乞食なので、夜営機材と衣類、食料を載せたゴムボート(2980円也)に洗濯物ロープをくくりつけ(潜っても離さなくていいように20m分)俺がタグして海を渡る・・・というのが渡嘉敷島越島隊のはじまりはじまり〜ちょんちょんちょんちょんちょん!
ってなもんで、もしお金があったら、今頃は「孤高のカヌーイスト」として、野田知佑も一目置いていたはずだろう〜。
彼にある程度の情報を授けた後、帰路につく・・・ってゆ〜か、茂みに分け入った。
道らしき道を、それでいて道なき道を彷徨い歩く。
ここは、ハブが多くて有名な場所だ・・・。ひやひやものだが、今更、戻れないので、(船の時間・潮が満ちている)野生の感と地形を見ながら進んで行った。
崖にぶち当たるが、おそらく、斜面が登山道のはず。
いかにもハブが潜んでいそうな湿ったフキだらけの道をひょいひょい飛び跳ねながら改めて浜側へ。
と、予想通り斜面に道を発見。さすがに日陰の道はちゃ〜んと残っていた。
山を駆け上がる。意外に時間を食った。
荷が少なく、最近、ジョギングもしているので、パワー的には問題ないのだが・・・・。
やはり・・・。ちょっとした崖になっている見晴らしの良い場所は、思いっきり草が繁茂しており、道が消えかけている。
時間に押されて、いまさらハブなんか知るか的になり、ガンガンと茂みに体当たりして行った。
事無きを得て再び山道が現れてた。
あと少しで山頂なのだが、流石に高度200m以上あるので息が上がってきた。
休み休み、なんとか林道へ到着。
余裕で残り40分。
余裕をかまして道へ座り込み、体についた草の種を取りまくった。このままぢゃぁ、船に乗り込めない・・・。
ある程度すっきりした後、先を急いだ。
不安なのが、前回の林道工事現場の新道と旧道の落差である。工事中の斜面を泥まみれになって下った経験があるが、あれから半年も経っているし、なんとかなろう。
しばし歩くと、目の前に広がったのは新道建設現場。
斜面はコンクリ化され、旧道にもアクセス出来るようになっていた。
一安心・・・もつかの間!!なんじゃこりゃぁ〜!!
松田勇作化した俺が見たのは・・・旧道を覆い尽くす草、草、草!!
新道工事の影響で人通りが無くなった結果、道が茂みと化してしまったのだった。
旧道が通れれば安心・・・と思っていただけに大きな誤算であった。
しかし、今更、戻れない。あと20分くらいしかないのだ。
少し焦ってきた。
ハブに恐れおののきつつも、えいえい、ひょいひょいと道を飛びはねて進む。木陰になれば道が見えるが、工事の為に周囲の木々が伐採されており、次々とくさぼ〜ぼ〜。
再び全身草種まみれになって道に下りたのは10分前。
やばい!まだ1km近くある・・・・。
そこはそれ、最近のジョギング、そしてラパス旅行で実証した羽田第一~第二ターミナル全速力往復&いっちゃん端の沖縄便ゲートまでの持久走という底力!
余裕で・・・・ではなかったが、入り口で草の種をある程度取るくらいのエチケット時間保って乗船。出航となった。(あぶね〜)
いやはや、さんざな越島隊であった・・・・
ちなみに〜・・・
予想通り、アオイガイは破片と化し、瓶玉も1個が休憩の際に打ち所が悪かったか粉々に割れてました。ま、アオイガイも博多で拾った、超きれーなヤツがあるし、瓶玉だって、たかが瓶玉ぢゃん・・・・はぁ〜あ。
今回の収穫:
瓶玉2個(1個破損)アオイガイ(破片と化し捨ておいた)
第94次渡嘉敷島越島隊調査報告
| 徘徊範囲 | ホリデー・ロング・アリガー |
| 発見物 | アオイガイ・瓶玉2個・N氏 |
| 収穫 | 瓶玉1個 |



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